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【Dr.ホワイトジャックの医学雑学入門】第13号 2006 04 10
テーマ:喫煙とがんの関係その2
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━━━━ 今日のキーワード ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●受動喫煙とその悪影響について
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受動喫煙って聞いたことはあるでしょうか?
以前からその問題性は指摘されていましたが、はっきりした証拠が
無かったため、あやふやにされてきた喫煙形態です。
今日はまだあまり聞き慣れないこの”受動喫煙”の実態と
そのこわさに迫っていきたいと思います!!
受動喫煙に対する言葉は何でしょう?
それは能動喫煙;いわゆる通常の喫煙です。
通常の喫煙と受動喫煙とはどう違うかというと、、、。
それを理解する前に、たばこの煙の種類について解説します。
たばこの煙には、主流煙と副流煙があります。
主流煙とは喫煙者が直接吸うものであり、副流煙とは喫煙者が吸っている
たばこの点火部分から立ち上がる煙です。
この副流煙を、喫煙者の周りにいる人が吸ってしまうことを
”受動喫煙”といいます。
皆さん、主流煙と副流煙のどちらが体に悪いと思いますか?
常識的に考えて、吸った本人が一番煙の濃度が濃そうですので
主流煙の方が悪そうですよね。
ところが、、、、
副流煙の成分をきちんと分析してみると、実は主流煙よりニコチン
及びタールの量が”3倍”、一酸化炭素の量が”5倍”も存在することが
明らかになりました。
たばこの中の悪玉3兄弟ともいえるニコチン、タール、一酸化炭素は
実は吸ってる本人より、周りにいる人たちの方に悪影響が出る可能性が
あるということです。
具体的数字として、現在のところ明らかになっているのは肺がんに関する
データーですが、
配偶者が喫煙する場合、肺がんになる確率は、女性では1.2倍、
男性では1.3倍に増えると言うことがわかっています。
また、職場においても、たばこの煙にさらされると、肺がんになる確率は
1.2倍程度に増えます。
すなわち、喫煙は自分の寿命を縮めるばかりではなく、ある意味”殺人”の
ような要素も持ち合わせていると言うことなんです!!
もうひとつ衝撃的な事実として、、
たばこは自分の子供や周囲にいる子供に対して予想以上の悪影響を
与えることがわかっています。
その中でも特に顕著な例として、乳幼児突然死症候群の原因の一つに
なっているという事実です。
乳幼児突然死症候群とは、ここ5年ほど前から主に1歳未満の乳幼児が
突然無くなる原因の一つとしてクローズアップされてきた疾患で、
”健康状態及び既往歴からはその死亡が予想できず、
しかも死亡状況および剖検によってもその原因が不詳である
乳幼児に突然死をもたらす症候群”
と定義されています。
要は、今まで元気だった子供が急にぐったりしてそのまま訳もわからず
亡くなってしまった状態を総称する言葉といっていいでしょう。
つい最近までその原因は全くわからなかったのですが、国内外の研究
によって、三大危険因子が明らかにされました。
1.うつぶせ寝
2.人工栄養哺育
そして
3.保護者や周囲の人の習慣的喫煙
いずれも、乳幼児の呼吸を抑制することにより、まだ、未成熟な脳に
おける呼吸循環調節機能不全が原因であろうと考えられています。
まわりに、小さな子供がいる喫煙者の方、せめてその子たちの周りで
たばこを吸うのはやめてくださいね!!
何か事故があったときに”自責の念に駆られる”ことはもちろんのこと
他人のお子さんが突然死したときに訴えられても反論の余地はない
ということなのです。
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【Dr.ホワイトジャックの医学雑学入門】
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