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メタボリックシンドロームと肥満の関係

”メタボリックシンドローム と肥満とはどう違うのだろうか?”

メタボリックシンドロームの定義は簡単に言うと

”内臓に脂肪がたくさんついているために
 高血圧や糖尿病になりやすくなっている状態”

そして、結果的に

”血管がもろくなって心臓病や脳卒中になりやすくなる”

ということになるかと思います。


確かにこれだけをみると、肥満の状態と何ら変わりないように思えます。

しかし、実は肥満にも2種類あるのです。

今日はその辺のお話をしたいともいます。


肥満は、外観やウエスト/ヒップの比(W/H比)により2種類に分けられます。

ひとつは、W/H比の高い、すなわちおなかが出っ張っているタイプの
上半身型肥満。体の形からリンゴ型肥満ともいいます。

もうひとつは、W/H比の低い、すなわちおしりが出っ張っているタイプの
下半身型肥満。そちらはリンゴ型に対して洋なし型肥満ともいいます。


なぜ、二つに分類されているかというとそれにはちゃんと理由があるのです。


実は、以前より上半身型肥満は下半身型肥満に比し、糖尿病や
高脂血症、高血圧、虚血性心臓病といった”死の四重奏”に
なりやすいことが指摘されてきました。


その理由は脂肪のつく場所が上半身型と下半身型で異なるからです。


メタボリックシンドロームの大前提として”内臓脂肪蓄積”がありました。

これに対する言葉として、皆さんご存じの皮下脂肪蓄積があります。


実は内臓脂肪蓄積は上半身型の肥満の原因であり、
皮下脂肪の蓄積は下半身型の肥満の原因となっているのです。


ということは、、、、


例えば体重計に乗って体脂肪率20%という数字が出たとしても
内臓に脂肪がついているのか皮下に脂肪がついているのかで
全く意味が異なるということなのです。

なぜなら、内臓脂肪を持っている方が皮下脂肪に比し、糖尿病や高血圧、
高コレステロール血症といった合併症に圧倒的にかかりやすいからです。


一方、肥満の定義は一般的に体重や体脂肪率をひとつの目安にしていますが
脂肪のついている場所までは考慮に入っていません。


すなわち、極端な話をすると体重が重くて肥満気味であっても、
内臓脂肪が少なければ(例えば相撲の力士など)、
同じ体脂肪率でも、病気になりにくいうことになります。


最近の色々な検証により徐々にですが病気の実態が解明され、
より正確な診断が出来るようになった例ですね。


次回は、内臓脂肪蓄積による肥満と皮下脂肪蓄積による肥満の具体的な
違いについて少し掘り下げてみたいと思います。